テープの話と屋上スタジオのご紹介

新宿2丁目屋上スタジオ

毎度おなじみ流浪のブログ、高商ブログでございます。

日本全国の「パーマセルってなんでこんなに高いの!?」とお困りのみなさん、
こんにちは、こんばんは、暑い中お疲れ様です。

「テープは会社の経費で買うから値段なんて知らねんだわ」という方もいらっしゃるでしょうが・・

個人的にはあの高級テープを一度に大量に使うのは少し躊躇してましたね。

※画像はイメージです、 都合によりパーマセルの画像はありません…

ちなみによく知られた話ですが、”通称パーマセルテープ”の製造元であった米国パーマセル社は、
同じく米国のシュアーテープ社に買収され既に存在しておらず、後継の製品にもパーマセルの名は残されていません。

つまり現在使用されている”アレ”は正しくは「慣例で”パーマセル”と呼ばれ続けているシュアーテープ社の高級マスキングテープ(製品名:CP-743)、あるいはその類似品」であるということです。

(白パーより黒パーの方が格段に高価なのはなぜでしょう、需要が高いからでしょうか、トリュフは白の方が高いんでしたっけ?)

安い類似のテープはありますが、やっぱり本家の使い勝手には及びません。
最近はマスキングテープで有名な「カモ井加工紙」の「mt foto」という撮影現場向けの製品がパーマセルの代わりとして評判いいらしいですがご存じですか?
自分は既に撮影の現場では働いてませんし、弊社の業務にパーマは不要なんですが…数少ない読者の皆さんに有益でためになるブログを目指しております。

養生テープなら、ニチバンか寺岡ですね。寺岡の方が少しお安め、ニチバンと言えば「無くして分かるありがたさ、親と健康とセロテープ」ですね!!仲畑貴志さんの名コピーです。
ちなみに高商スタジオでは照明機材やテープ等の貸し出しはございませんのでパーマセルもありません。養生テープぐらいならありますので、必要でしたら立ち会いのスタッフにお声掛けください(^^)/

 

養生、ガッファー、黒パー白パー、リノテ、ビニテ、リャンテ。これらの言葉の意味が分かるソコのあなた、映像か舞台関係の方ですね? 布リャンと言えば布両面テープですね!
(このブログの数少ない読者は、ほとんどが業界関係者のはずです)

そう、撮影の現場ではテープは必需品であり、様々な種類のテープを使い分けるのです。肩掛けバッグのベルトにテープをいくつも通したあのスタイルこそADや制作スタッフのあるべき姿。

閑話休題!!
とある日、弊社のスタッフが新宿2丁目屋上スタジオの掃除のついでに床に貼りついていたテープを剥がしたところ糊の跡が残ってしまいました・・・養生テープとはいえ屋外だと短期間でこうなってしまうんですね。これは弊社の綺麗好き?なスタッフがシール剥がしなどで綺麗にしました~!

テープの面影だけが残ってしまいましたね

ただ、このように跡が残るだけならそこまで問題はないのですが、
屋上の床が古くなっていた場合、テープを剥がした際に防水塗装や防水シートが破損してしまう可能性があるんです、穴が開いてしまうと雨漏りの原因になります!

ですので現在は弊社の屋上スタジオでは養生テープ、ガムテープは使用禁止となっております。パーマセルやマステをご利用ください。

また、花火や火器の使用も原則禁止です!!喫煙も不可となっており、劇中でタバコを吸うシーンを撮りたい場合は事前にご相談ください。( ´ー`)y-~~

※新宿と都心のビル群が拝める新宿2丁目スタジオ

概してスタジオとして利用されている建物は新築ピカピカとは言えません、
たいていはそれなりに古い建物なんですよね。
壁などにテープを貼って、経年劣化した”スタジオの一部”ごとべりっと剥がしてしまうこともあるあるですね…

ということで、テープは撮影の必需品ですが、これからもたくさんの方にスタジオを利用していただくために、適切なテープのご利用、スタジオ備品の丁寧な取り扱い、ご協力お願いします!!!

↓↓高商スタジオには都内で屋上が使えるスタジオが複数ありますご確認ください↓↓
https://www.takasho-studio.jp/studio/other/